羽崎　楓奏

　快活に健気に終わった世界を生きる覇竜因子の女の子。
　
「この世界は終わってるらしいよ。だからこそ今を生きる意味って必要じゃない？」
　
　生まれた時から世界は終わっていたけど、ヴェテランとしてこの世界を生きてきた先生がいた。
　彼女はまだあるかもしれない綺麗な物を教えてくれた。
　特に心揺さぶられたのは、天よりも高い場所、雲の中に聳える天空城。
　
「あーいうの、雲海っていうらしいよ。マシロではまず見えないからさ、見てみたいんだよねー
　それが私の生きる意味、夢？　っていうか。そんな感じ」
　
「キミたちは趣味ってある？　やっぱりさ、もっといた方が良いらしいよ。ストレスなんて抱えないのが一番だからねー」
　
「私の趣味？　写真を撮ることかな！　いつか雲海を見た時に証拠が欲しいでしょ？
　それにほら、やっぱりキミたちと沢山の思い出がほしいものね」
　
　戦い方は魔力の矢を射出する遠距離爆撃と矢を槍代わりに接近戦に持ち込むオールレンジスタイル。
「普通の天使だね。大丈夫、私らなら全然だよ？　さっくり行こ。
　それにほら、重く考えてたら天使になっちゃうかもなんだよ？　戦いだって楽しむぐらいでなきゃ損だよ！」