「チュートリアルクリアおめでと~❤ きっと大丈夫だって思ってた~❤ タラリアを甲子園に連れてって❤
     ああ、これは君達の住む日本で流行していたという漫画を真似てみたのだけれどどうかな?
     可愛い? うん、ありがとう。可愛いだろう。キスしようか。私の唇は結構柔らかいよ」
    「うるさい。何のお話をしたくってこれしてるの?」
    「うんうん。それじゃあ、おさらいをしていこうか。
     ゲイム参加者となってくれた君達は見事デバイスを手に入れたね。
     え? どういうことかって? ああ、ルールなんてものは最初は理解しなくていいんだよ。
     君達を参加者に出来る限り多く取り込むことが最初の目標だったんだからさ」
    「それって、つまり、ゲイムルールが細かくない方が参加して貰いやすいって?」
    「そうだよ。そもそも、このゲイムは公平なデスゲームではないし、厳密にルールがしっかり定まっているわけじゃない。
     だって、私の一存でなんだってひっくり返るんだよ? なら、君達の気を惹き、且つショッキングな内容の方がいいじゃないか!
     ――と、言う訳で、チュートリアルバトルに参加してくれた君達にはデバイスがついてま~す」
    「まあ、そうね。多くを参加させなくっちゃいけないって言ってたものね。
     K.Y.R.I.E.の司令官? ハクってひと? 人質にとっても人間も司令官を挿げ替えたら済むし。
     わたし、最近知ったけど人間って死んでも生き返らないらしいわ。困るわね」
    「うーん、メイと生物を学ぶのはまた今度にしてルールの話で良いかな?
     じゃあ、ここでいったんCMです」

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🦉突然のトロトロカコノハズク🦉
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    「はい。それじゃあ、基本的なルールの解説を行おう。
     カタルモイ参加者、つまりはコスモス獲得権利を持つものを参加者と呼ぶよ。
     この権利者にはデバイスの装着が義務――というと面倒だから、強制装着と認識してね! ゲイム参加=デバイスが付いてるってことだよ。
     逆にでない場合はデバイスは装着されていない。怖いね!」
    「デバイスのデメリット受けないで歩き回ってるの? 知ってるわ、猟奇殺人犯」
    「そう言う事。まあ、そう言う乱入者が居ても私は構わないよ。
     でもあくまでも参加者じゃあない。コスモスの取得権利を持っていないからね。
     と、なるとだ。デバイスを装着していない人間はあくまでも決戦レイドバトル状態のエリアでは戦闘出来ない。
     つまりは紛争状態で場を荒らしまわってもらう係なんだ❤
     どうしてって決戦レイドバトルではコスモス獲得のための戦いと言う事だからだ」
    「ふうん。それで? 紛争状態にうろうろできてどうなるの?」
    「ああ、急がないで。
     決戦レイドバトル以前の状態について話すならば、別の事から説明しなくっちゃ。
     まず、K.Y.R.I.E.と呼ばれる君達は組織的に巨大だ。その為に特例ルールを用意しておいたよ。
     ボーナスチップは全て統一デバイス用チップに置き換える。その方が君達に得がある、ってわけ
     あ、これ、私が優しいからってこと、ああ、でも勘違いはしないでね。
     これはあくまでもK.Y.R.I.E.向けだから。他のチームにも……❤」
    「ああ……他の陣営と違ってボーナスチップを全員に適応できるのね。
     他の陣営も何だか別のルールがあるの? まあ、それはその人たちに直接言えばいいだけだものね」
    「そ❤
     メタ的に言えば、NPC専用❤で個人にボーナスチップっていうのがあるよ❤
     カブキチョー・プシュケーなんかはボーナスチップは個人所有。あ? 聞こえたかな? プシュケーのみんな!
     そうです! K.Y.R.I.E.って人たちはみんなと違ってボーナスチップが全員に適応されるので得です! 君達と違って!
     でも勘違いはしないでね。あとで咲願に会いに行くよ。君達の特例についてお知らせしに!
     あ、陽一元気? 死んだっけ」
    「陽一って、あなたが殺した子じゃないの?
     今居るのは宗助……また性格悪いって言われるわよ、あの、あの子……仁菜ってひと」
    「ふふ❤ 性格が悪いのでボーナスチップは弱そうな子優先で今回は配布したけどね!

     さて、ボーナスチップはいわゆる個人の強化用アイテムだ。ランダムで配布するよ。
     このボーナスチップは奪い合う事が可能。K.Y.R.I.E.諸君は所有者を殴り殺して貰っても構わないし、見逃してもいい。
     他陣営も同じだね。ボーナスチップを紛争状態で奪おうとするやつも多いだろう。その方が得だからだ」
    「どうしたらボーナスチップを貰えるの?」
    「さっき言った通り、私が適当に配布してる❤
     ……で、所有しているチップをどうやって奪えるかってことだね? 仮想死亡状態に陥った場合。
     その状態を引き起こした相手に獲得権利が移るよ。
     つまり、欲しいボーナスチップ所持者を見つけたら殺しておくと、ボーナスチップが自分のものになる!
     ああ、因みにこの仮想死亡はで情報を確認しているから、死にすぎると統一チップが失われてしまう!
     統一チップの減少はこれまた組織ごとに減少割合が違うよ! だから、一定数の死亡で2~3枚くらいかな? って感じさ!」
    「……」
    「で、全くチップが減らなくって仲良くされても困るから、決戦レイドバトルの参加者に関しては戦功をつけてるよ❤
     その結果によってカタルモイシステムは君達を順位付け。その順位に応じてチップを分配したり、没収しま~す」
    「基準は?」
    「メイ、これは平等なデスゲームとかじゃないんだよ。厳密にルールは決まっていない
     その時々に応じて私は、常に面白い方向へとこのゲイムを転がし管理する立場にある。
     どうやらチュートリアルバトルではどこの戦区も和平の道を選ぼうとする子が多かったからね、だから一定の戦功点がなければ脱落ってことにした」
    「ふうん、戦功って事は、倒しただとかそういうのね?」

    「あとはタラリアポイント」

    「もっともいらない」

    「こほん。まとめるよ?

     ・ボーナスチップは個人デバイスにとして配られる
     ・K.Y.R.I.E.の場合はボーナスチップをとして扱う特例ルールがある
     (もちろん他の陣営にも………❤❤❤)
     ・個人デバイスが一定数破壊される、もしくはに陥った場合は統一デバイスチップが23喪失される。
     ・統一デバイスが破壊された場合は全てのチップを失う
     ・ゲイム進行の為にバトル参加にbetしたチップは戦功点があれば返却し、報酬をプレゼント!
     ・ただし、戦功点がなければ、betしたチップは没収~。バトル参加に1枚betしてるから「1枚減る」のも結構大変な事だよ
     ・戦功点の基準はひみつでーす!

     と、言う訳で、統一デバイスは君達の生命線。守るべきものだ。
     個人デバイスがあまりに壊されすぎて仮想死亡に陥った場合は残念だけれど統一デバイスのチップも失われてしまう」

    「統一デバイスのチップがゼロになると、そもそも脱落なんでしょう?」

    「ああ、そうだ。全員で死ぬね。
     だから、君達は統一デバイスは必ず死守しなくてはならないし、急ぎ足でチップを増やす必要がある。
     ゲイムルールに縛られている者同士ならば実力差だって簡単に乗り越えられてしまうからね」

    「でも、統一チップが人が死ぬと減るなら大変じゃない」

    「ほら、さっき言っただろ? 参加者規模に応じてそこは変更してるよ。優しさで。
     K.Y.R.I.E.のみんなは感謝していいよ❤ あ、ついでにプシュケーのみんなもね。
     個人が仮想死亡状態に陥ったとしても一定数経過までは統一チップは減らない。
     た~だ~し、一定数の基準はひ・み・つ❤ それぞれの参加チームの規模感で決めちゃいました❤」

    「……また隠し事って事?」

    「そもそも、仮想死亡から起き上がるのも一定時間だろ? その時間だって、ひ・み・つ❤
     ってことで、今回のルール開示は以上。どうかな? また、君達がゲイムを進行したら気になる事も出てくるだろう。
     ほら、決戦ってなに? とか。一先ず君達はルートを選んで新しいエリアで調査や唐突な戦闘に巻き込まれる筈だ。
     伝えている通り、になる。
     またその時に話せばいいだろう! そう、その時は私も君達と対話したいと思っている。
     君 が私が恋しくなったころにまた会おうね」

 ――チュートリアルゲイム「完了」お疲れ様です! K.Y.R.I.E.の皆さんにチップが配布されました。

 ビギナーチップ 1枚 → 統一チップ 10枚
 クリア報酬チップ3枚「HP 2/3」「AP 2/3」「防御力 2/3」
 ボーナスチップ「進軍時、軽度の隠匿状態を得る」
K.Y.R.I.E. Chip stack

統一チップ×10枚

HP 2/3
AP 2/3
防御力 2/3
ボーナス 進軍時、軽度の隠匿状態を得る