宵の刻II


     無数の骸の軍勢……見るからに頭の無いデカブツがリーダーじゃろうな。奴だけは仕留めねばならん。幾度となく怪異を祓ってきた、わっちの勘がそう告げておる。
     者ども、準備は良いか? ――行くぞ!

    大鎧デュラハンはこうべをご所望
     ほう? 天使にも忍びを名乗るものがいるのか。……いや、ただのこちらの呼び方の問題か?
     まぁ、こちらの想像する忍びと印象が変わらぬのであれば問題はない。すべて叩き出して斬り捨てるのみだ

    宵の刻 盃蓮寺の戦い
    (『こう』なっちゃうか――……)
    (正直怪しいのはわかってはいたけど、限りなく貴重な残存人類サ。簡単に、切り捨てるような判断は出来ない。世界が変わる前までのような、ね)
    (とはいえ、入れ込み過ぎたカナ? でも、それだって深く交流しなきゃ判断できないことダッタ……うん、不可抗力!)

    宵の刻 疾駆
     手織ちゃんを救います。
     わたしは、見逃したくないです。簡単に諦めたくありません。

    宵の刻 いつまで(B-Side)
     ホメロスさん、また一緒に戦えて嬉しいです。
     本当のお名前はまたいつか。今は腕を上げたのを見てください。

    宵の刻 『地獄変相』
     ああ、そうか。助けてと言いつつ弱い奴にしか粋がれないか。
     安心しなって、僕が相手してやんよ。

    宵の刻 願いの白刃
     オラァッ! こっからはこのウシサンが相手だ!
     その細腕で狩れるもんならやってみなぁッ!

    宵の刻 宵の頃に怪異はつきものなれど
     さて……立ちはだかるというならば、仕留めるより他あるまい?
     ここは受け持つ故、疾く向かうが良い。

    宵の刻 救済から逃れよ
     ユークリッド……あぁ、そういえば逃げた大天使にそんな個体がいたね。
     ――何だ、てっきりとっくに討伐されたものだと思っていたよ。

    宵の刻 嘲りの翼と羽化の儀
     ――誰かを殺して助けて、お兄さんは喜んでくれる人なんですか?

    宵の刻 第二の試練・相克