2024/04/01 -春眠


 ――有り触れた日常を、楽しんで居た。
 2024年は特別な事がある年ではない。
 預言者が破滅を謳ってやいないし、天変地異に襲われて世界が崩壊する訳でもない。
 当り前の日常で、時々非日常がひっそりと忍び寄ってくるだけだった。
 だから、1だ。
 桜の開花が少し遅れて、漸く楽しむ事の出来た花はあなた達を出迎えてくれただろう。
 2024/04/01は何時も通り、何も無かったように続いていく。

 花見の買い出しは「何が必要かな」なんて笑い合った。
 バーベキューの準備は大わらわ。どれにしようか、何を焼こうか主張するのはご愛嬌。
 乾杯の音頭と笑い声が響いていたが過ぎ去った。
 静かな静かな、夜がやって来る。

 2024年4月1日――
 昨日の花見を思い出してから桑原 蜜樹(r2p000191)は大きな欠伸を一つ。
「何時も飲んで倒れて、大騒ぎってな」
 記念写真だと真田 礼(r2p000430)が送ってくれた一枚は、どこか楽しげで、それでいて穏やかな日常を感じられた。
 のんびりと桜を見守る朝倉 蓮(r2p001946)に九重 縁(r2p001950)。その傍で酔い潰れた谷橋 カシリ(r2p001076)はカリン・エヴァンズ(r2p001079)に介抱されていた。
 そんな様子を可笑しそうに見守った獅堂 政克(r2p000061)の傍でラーティリカ・オートクレール(r2p000609)は朗らかに笑って居た。
 ――そういえば、来年の今頃にはまた違った二人が見られるのだろうか。
「桜、綺麗だったね」とウルズ・ウィムフォクシー(r2p000090)に笑いかけられたことを思い出してから「次、何する?」とメッセージを蜜樹は送信する。
 まだまだ2024年は続いていく。
 皆それぞれ忙しくなって、時々疎遠になるのかもしれないが時々酒でも飲んで笑い合えたらそれが一番だ。

 ――これで夢から覚めてしまった


※一日限りの不思議な夢はそろそろおしまい――
※本日は『2024年4月1日』『天使が訪れなかった日』となります。

※4月1日~4月2日の0時まで全ての「天使化」「不明」「死亡」状態が解除されます。
(4月2日になると再度「天使化」「不明」「死亡」状態へと順次戻ります)

※4月1日限定のショートシナリオ『2024/04/01』が開始されました。
※4月1日限定のシロトーク『2024/04/01』が開設されました。
(『不思議な2024年』として扱われます。その為、ロストエイジも参加可能です)