
刻陽学園 横須賀キャンパス
K.Y.R.I.E.大規模作戦任務『旧人類軍横須賀基地奪還作戦』にて人類が奪還した「横須賀地区」にて、複数の任務への対応が求められました。
- 旧人類軍吾妻倉庫地区奪還任務(sce00001577)
- 追浜夏島工業地区奪還任務(sce00001628)
- 旧人類軍火力発電所調査奪還任務(sce00001634)
- 旧人類軍武山駐屯地サルヴェージ任務(sce00001659、sce00001578)
- 追浜夏島工業地区海洋調査任務(sce00001681)
- 旧人類軍横須賀工科高等学校(sce00001590)
- 旧人類軍防衛大学校奪還任務(sce00001625)
この際に奪還された旧人類軍防衛大学校を利用して司令官と呼ばれる元海上自衛隊特務艦隊司令官の九相寺・大志(r2n000122)はある計画を進めていました。
そう、それこそが刻陽学園横須賀キャンパスの開設です。
2053年4月より正式に授業が開始されることに決まったこの横須賀キャンパスは初等部~大学まで、巨大な1つの学習棟にて一貫教育が行なわれます。
カリキュラムは基本的には刻陽学園と共通です(参考→刻陽学園カリキュラム)。
しかし、それだけではなく横須賀キャンパスならではの特色もあります。
横須賀キャンパスは海が至近に存在し、旧人類軍防衛大学校ならではの設備も整っています。
その為、横須賀キャンパスの学生は外へと飛び出し、海洋訓練や、近隣調査などより実践的な学習を主な目的としています。
また、マシロ市外での活動が多くなる能力者達が横須賀キャンパスで補講授業を受けると言った単位相互補完も可能であり、刻陽学園と横須賀キャンパスの何方に在籍登録を行って居てもさしたる問題ではありません。
尚、刻陽学園を本校と呼び、こちらを横キャンと呼ぶ生徒もいるのだとか……。
求む! 学生・職員募集
『横須賀キャンパス長』九相寺・大志は皆さんへと2053年3月に開校を宣言しました。
刻陽学園の学生・教員の希望者は横須賀キャンパスに在籍(転籍)を行なう事ができるようになりました。
今日から横キャン生! とどうぞ、高々と宣言して下さい。
あなたは今日から横キャン生です。
ただし、「刻陽学園本校」と「刻陽学園横須賀キャンパス」の何方に在籍を置こうともさして問題は無くイベント/授業は両方で受ける事が出来ます。
K.Y.R.I.E.に対しては「職員」や「教員」の募集公示も出ています。
また、本校と同様に生徒会は刻陽学園ブラックシープ(生徒会連合)が管理を行っています。
また、横須賀キャンパス自治委員会(生徒会支部)は初等部~大学の生徒が自由に参加可能です。(自己申告です)
自治委員会の会長代行としては「正義っぽいからやってみた!」という風紀委員会委員長のメロディアス・ハイギャラクシア(r2n000110)が兼任しています。
比較的自由な風土で運営されるため「アリさん見詰め委員会」や「海老反り探求委員会」など妙な委員会であれど何でも認可がなされてしまうようですが……?
また、横須賀キャンパスでの生活を記録するために報道委員会の委員長はK.Y.R.I.E.偵察員の東宮 真琴(r2n000124)が担っているようです。
施設案内
元となった施設の性質上、訓練施設は非常に充実しています。居住施設である「横須賀寮」、食堂「大海食堂」、理髪店を含む各種の店なども充実しています。
キャンパス長である九相寺・大志の方針で「自由闊達」に生活することが求められていることから、サルヴェージ活動が行なわれる横須賀地区を学生主導での新規開拓は自由に行なって良いとも通達が出ています。
マシロ市内の店舗などの二号店などの開店などなど……横須賀キャンパス近辺の商業施設充実は「人類にとって、安心し真っ当な生活」に必要であるとして整備事業が進められています。
そうした背景から未開拓地域が多い横須賀では横須賀キャンパス付近であれば自由に住宅を利用する事も可能となりました(勿論、住居用としてもOKです。荒れ果てているでしょうが……)
寮での生活も推奨されており、学生寮・職員寮として「横須賀寮」が設置されました。
横須賀寮は、設立年度だけでいえば新しい寮です。
元々は旧防衛大学校の宿舎であったが、それに近代的改装を施すことで出来ています。
質実剛健な造りは旧時代のマンションを思わせ、ノスタルジックなものを愛する学生や教職員に人気であるようです。
基本的な家具、台所や風呂など一通りのものは揃っており、横須賀キャンパスの性質上学食はなく別棟のレストランなどに行く必要があります。
行動的な者が集まる寮であるため「あんまり居ない……」事も多く、点呼や門限などはありません。
ある意味で何処の寮よりも自由を謳歌する者たちが集まる場所と言えるでしょう。
また、こういった性質から特に希望しない限りは1人部屋となっています。
希望を行なう事で広々とした居室を利用出来るため、最大で4人部屋まで準備されています。
初等部から大学までの垣根の低い横須賀寮らしく中学生と高校生で相部屋、といったような光景も見られます。
……ちなみにですが、内装も自由であるため時折ファンキーな内装にしている者も見受けられるようです。
横須賀キャンパス制服
横須賀キャンパス生のために新たに用意された制服です。戦闘に適した仕様ともなっており、個々人でのカスタムも生徒達の自主性の一貫として容認されています。
海が近く、海洋実習が多くなっていく横須賀キャンパスらしいデザインです。
所属を表す腕章装着は任意であり、委員会などの腕章に変更する者も多く見られます。
また、刻陽学園生であってもおしゃれの一貫として横須賀キャンパスの制服に身を包むことも歓迎されています。

横須賀キャンパス設備
KPA-ASMS-02ケートス
KPAがメタルビースト群のデータおよび素材などを利用して完成に至らせた『重装甲簡易潜水艇』をケートスと呼ぶ。統合OSであるKPA-AS-01『アンドロメダ』が全機に搭載されており、素人同然のレイヴンズのみでの運用も問題なく可能になるほか、高度連携システムである『アンドロメダの鎖』により、簡素な艦隊連携行動ほぼオートで可能。
カロンと同様、攻撃面では最低限のものしか積まれておらず、積載量のほとんどを装甲・および脱出ポッドなどの生存機能に割り振った人命最優先の調査船にあたる。
その内部データは前述したとおりメタルビーストのそれを参考にしているため、人類が獲得した『人造メタルビースト』ともいえる。形は違えど、彼らの意志は生きているのかもしれない。
ちなみに、見た目はクジラに近く、開発当時の七井あむによるコードネームは「ぷかぷかみずいろくじら」「えんじぇるあむちOS」だった。
(余談)
ケートスの基礎設計は2050年当時でほぼ完了していたものの、その素材や、素人同然のレイヴンズのみでも比較的容易に操縦するためのシステムが未完成であったため、開発は凍結されていた。
七井あむやKPAは海中探査に乗り気であったが、マシロ市および技術開発部としては、『未だその時期ではない』との判断から、積極的開発自体が行われていなかった。(当然、シュペルや涼介、ラプラスが『作れなかった』わけではない。当時、そんな余裕は人類にはなかったし、そもそも彼らマシロ市の首脳部は今日の状況を予測していたはずである)。
結局のところ転機となったは横須賀基地決戦によるメタルビースト素材の大量獲得であり、とりわけ首領首であるグラッジ・ワン=ゼロ・ツーのもたらしたデータは大変貴重なものであった。
その素材の再現と、彼らの持ち合わせていた統合システムであるゼロ・ワン=クイーンのデータを参照し、管理統合OS『アンドロメダ』が完成に至る。人造メタルビーストともいえる存在だが、現状の所、彼らに自由意思は存在しない。
KPA-WS-53 アルゴー
KPA、そしてマシロ市の人類がおそらく初めて手にしたであろう『海洋進出船』。分類としてはウォーシップ、『軍艦』とされているが、そのサイズはマシロ市のリソース上、超小型船舶ではある。
本来は来るべき海洋進出作戦のために構想されていたが、人類の横須賀基地奪還、そしてその地に残されていた装備やデータを入手することで、ロールアウトを前倒しされた。
『カロン』に比べると装甲面では劣るが、ジェットフォイルシステムを搭載し、緊急時にはまさに飛ぶように海面を走る。その衝撃はすさまじいが、レイヴンズなら耐えられるだろう。一般人はシートベルトを忘れずに。
拡張性は用意されており、ある程度の火器は装備可能。ただし、結局は搭乗するレイヴンズによる迎撃が、最も適切な戦闘手段であることは変わりはない。
『ケートス』に引き続き『アンドロメダ・OS』を搭載しているため、素人のみの乗船でも問題なく操船できるほか、簡易な艦隊連動行動も可能である。