――Lost Arcadiaの世界を彩るカタチ。
ドゥームスデイ(大破局)
世界が崩壊する原因になった事件。忌むべき復讐の起点。人類史における最悪の日。
アーリーデイズ(大破局前)
世界崩壊前を指す言葉。今はもう失われてしまった時間。ありふれていた、それでいてかけがえのなかった日々。
座標消失(ロスト・コード)
ドゥームスデイ時に発生した時間転移。全て2052年4月1日、或いはそれ以降が転移先である。
世界変容(カタストロフ)
世界変容。地球がかつての姿を失ってしまった現象を指す。
現在の地球
大破局から始まった一連の悲劇は地球の在り様そのものを変えてしまった。天使達のもたらした破滅は直接的な彼等の武力だけではなく、『彼等が存在する事でバランスが崩れ、世界そのものが取り返しのつかない変容を迎えてしまった事』も含む。現在の地球は魔力や神秘等との過剰な親和性を獲得した結果、多数の変異体を産み出し、異世界から介入階級を招き寄せた。植生から生態系まで変化し、未知の敵性存在が跋扈するマシロ市の外はかつてとは比べ物にならない位、危険な地域となっている。
強欲な調整(グリード・バランス)
世界変容の結果、地球は魔力や神秘との親和性を獲得したが、その過程で『元々巨大な超常的能力を有していた個体』の能力が奪われた事例が多く報告された。(例外的に影響を受けなかった個体も存在する)
この現象に何らかの意思が働いたていたかどうかは定かではないが、事件は皮肉を込めて『強欲な調整』と通称されている。奪われた魔力等は世界変容を完了する為の推進力として使われたと考えられているが、要するに数百年生きていてもLV1な理由に使えば宜しい設定である。「くっ、あんな事が無ければ……口惜しい!」
天使症候群(エンジェライズ・シンドローム)
地球人類が一斉に発症した奇病。
症状の進展は劇的なものから非常に緩慢なものまで様々。
但し症状はストレスで亢進するとされ、進行すればやがては天使に成り果てる。
天使症候群を止める術は現在、見つかっていない。
グロリア(羽化)
人間が天使化する現象。
リグレット(告解)
堕天使が天使化する現象。羽化と比してあまりに劇的であることから区分されている。
エンジェル・ダスト(天使化因子)
堕天使の有する特徴。本来的には主たる外見的特徴から、一見して外部から見えない内面的なものも含む。
因子という呼称自体は、現在では堕天使に限らず、能力者全般の外見的特徴を区分する単語にもなっている。
スティグマ(祝福)
堕天使の場合は因子とされるが、天使は己のそれを祝福と呼称する。
メトセラ(長命化)
世界変容以後、人類に見られるようになった特徴。能力者、非能力者に限らず加齢による衰えが緩やかになり、老化現象がかなり抑制されている。特に天使症候群発症者に見られる加齢遅行は大きく、個人差こそあるものの、老化が遅くなったり、あるいは完全に若いままの姿を保つ場合もある。
ノイズ(因子)
能力者に現われる外見的特徴を区分している。
因子次第だが、通常の人間と比較して身長に極端な差異が見受けられる場合もある。
また翼に関しては、形状『天使状』『悪魔状』『妖精状』『機械状』『エネルギー状』などを問わず、いずれの因子にも現われることがある。
オリジン(起源因子)
地球文化圏における、一般的な『人間』の姿に準ずる者の総称。
ビーステッド(獣鬼因子)
身体の一部、もしくは全身に『動物』の特徴を持つ者の総称。
ユグドラシル(花彩因子)
身体の一部、もしくは全身に『花』や『草木』の特徴を持つ者の総称。
ワダツミ(水王因子)
身体の一部、もしくは全身に『水生生物』の特徴を持つ者の総称。
スチールプライド(機鋼因子)
身体の一部、もしくは全身に『機械』や『無機物』の特徴を持つ者の総称。
内臓器官が機械化している場合もあり、外見上見えない場合もある。
ドラグネイト(覇竜因子)
身体の一部、もしくは全身に『竜』の特徴を持つ者の総称。
角、鱗、尻尾など、なんらかの属性が一つ以上外見上に存在している。
アルヴィオン(幻想因子)
身体の『耳』が、長く尖った特徴を持つ者の総称。
その他は一般的な『人間』の姿に準ずる。
アウトキャスト(因子逸脱)
他の因子に当てはまらない特徴や、複合した特徴などを持つ場合、特別な書類の記載を必要とする。