
ようこそ横須賀キャンパスへ!
「ようこそ、レイヴンズの諸君」
「うむ。ようこそ、刻陽学園横須賀キャンパスへ!」
『横須賀キャンパス長』九相寺・大志(r2n000122)の横で『謎の力の正体』メロディアス・ハイギャラクシア(r2n000110)が元気よく声をあげる。
刻陽学園横須賀キャンパス。
よく晴れた今日、開校した此処にはすでに多くの人々が集まっている。
「私がキャンパス長の九相寺・大志だ。さて、皆も色々と気になっているだろうけど、これはマシロ市で進めていた計画でもある」
横須賀キャンパスは新人類圏に出来た刻陽学園の分校という形ではあるが、その設備は決して「ただの分校」には収まらない。
KPAやアガルタが此処に支部を作っていることもまた、その証明であるだろう。
それだけではなく、此処で生活の全てが賄えることも、小規模な武装都市としての側面を想像させるものだ。
一体どこまでを見据えているのか?
悩むあなたに、大志は気付くと軽くウインクをしてみせる。
「色々とこのキャンパスのことについて悩む人もいるだろう。その全てを此処で語ることは出来ない。何故かって?」
言いながら大志は肩をすくめ、冗談めかした調子で「それはね」と言う。
「話が長くなりすぎる。私は子どもの頃、話の長い校長先生が大嫌いでね。ああはなりたくないと、今でも本気で思ってるんだ」
「話が長いぞ!」
「おお、これはすまないねメロディアス君」
ハハッと楽しげに笑いながら大志は集まった人々の顔を見回す。
「この言葉をもって挨拶を締めくくらせてもらうとしよう……君たちには期待している」
「今日はな、たくさんイベントがあるからな! 我も案内してやるぞ!」
メロディアスは今にも走り出しそうな、そして眩い笑顔を向ける。
「さあ、行くぞ諸君! 青春は待ってくれないんだからな! しっかり我々について来い!」

