シナリオコンテンツ

 ロストアーカディアは、荒廃してしまった近未来を冒険するロールプレイングゲームです。
 そこにはごっこ遊びに似た要素があります。
 プレイヤーの自由な想像力こそが、物語の鍵となるのです。

 仲間達と共に、すっかり蔦に覆われた廃ビルに潜む怪物を倒すこと。拠点となるマシロ市のカフェで、戦いの疲れを癒すこと。刻陽学園で剣や魔法を学ぶこと。
 あなたが産み出した唯一無二のキャラクターは、この世界でどんな風に生きて行くのか。
 どんな顔で、どんな髪型で、どんな武器を持ち、どんなスキルを操り、どんな食べ物が好きなのか。
 そんな想像をする遊びです。

 けれど、ごっこ遊びとは違う所もあります。
 仲間達と共に冒険をするうえで、物語を進める仕掛けがあるのです。
 それが『シナリオコンテンツ』です。

シナリオコンテンツの遊び方

 以下は、シナリオコンテンツの遊び方です。

オープニング

 シナリオコンテンツでは、まず『オープニング』という『冒険の舞台』が用意されます。
 オープニングには、あなたのキャラクターがどんな場所でどんな冒険をするのかが、小説となって描かれています。
 それらはすべて、多数のクリエイターによって描かれた唯一無二の物語です。全てが一つだけの完全なオリジナルの作品なのです。
 あなたは数々のオープニングの中から、一つでも、二つでも、いくらでも。気に入った物語に飛び込む事が出来ます。

 参加希望者が多数だった場合には、参加は抽選となります。
 当選することが出来たなら、あなたはそのシナリオを遊ぶことが出来ます。
 もしも抽選に漏れてしまったら、費用は全て戻ってきますのでご安心下さい。また別の冒険にチャレンジしてみましょう。

 物語の舞台は冒険だけとは限りません。
 仲良くなった友人と共に、砂浜へ泳ぎに行ったり。オシャレなカフェで談笑したり。
 様々な物語が待ち受けています。

プレイング

 シナリオに参加出来たなら、どうやって攻略するのかを考えます。
 もしもあなたのキャラクターがタフな剣士なら、果敢に怪物の前へと立って、仲間達を守りながら敵を攻撃したくなるかもしれません。
 あるいは知的な魔法使いならどうでしょうか。敵の弱点を探りながら魔術の詠唱を始めたくなるかもしれません。
 それとも俊敏で器用なスカウトだったらどうでしょうか。廃ビルの瓦礫から、奇襲出来そうなポイントを探し出したくなるかもしれません。

 キャラクターにはきっと感情だってあるでしょう。
 不幸にも捕えられてしまった一般市民を助けてあげたいという気持ち。
 悪人に対する怒り。他にも様々な場面に対して、喜怒哀楽の感情が浮かんでくるはずです。

 そしてあなたのキャラクターは、どんな風にしゃべるのか――

 プレイヤーは頭の中に想像した様々なことを、ゲーム内の専用のフォームへ文章で記載します。
 これを『プレイング』と呼びます。

 シナリオには、きっと同じ冒険に参加することになった仲間達が居るはずです。
 そしてロールプレイングゲームのルールには、キャラクターが担う役割があります。役割には得意分野と不得意分野があるでしょう。
 大きな盾を持った剣士はタフかもしれませんが、敵に囲まれる危険を背負わなければならないかもしれません。
 狙撃手は高い命中と攻撃力があるかもしれませんが、敵の接近には弱いかもしれません。
 回復魔法の使い手は窮地を救うことが出来るかもしれませんが、窮地が訪れそうなのはどんなタイミングなのでしょうか。
 上手く連携することが出来れば、きっと攻略は有利に進むでしょう。
 では、どのように連携すれば良いのでしょうか。
 シナリオには相談用のチャットが用意されており、仲間達とコミュニケーションをとることが出来ます。
 互いを尊重し、利点を武器にして欠点を補い合い、シナリオの攻略を目指しましょう。

 プレイングは冒険が出発する日の23時59分まで自由に変更出来ます。
 それ以降の時間はロスタイム扱いとなります。
 ロスタイム以降につきましては、メンテナンスや不測の事態によってプレイングを正しい形で送信出来なかった場合も、対応を保証することは出来ません。あらかじめご了承ください。

リプレイ

 シナリオに参加した仲間達との冒険結果は『リプレイ』という小説として描かれます。
 リプレイはオープニングと同じく、全て唯一無二の作品です。
 クリエイターはキャラクターの設定や特徴、プレイングを読み込み、オーダーメイドの物語として仕上げます。
 同じ物は一つとしてなく、リセットボタンもありません。
 上手くいったでしょうか。それとも……。
 成功も失敗も、全てが公式の出来事としてゲーム世界でシェアされます。

リザルト

 リプレイの公開と同時に、経験値などの報酬が付与されます。
 沢山の経験値を積み、キャラクターはレベルアップしていくのです。