イラストセキュリティとは
イラストセキュリティは、イラストを発注する上での決まり事です。
世界観を維持し、また公序良俗に反しないように、多くのお客様が安心して楽しめるゲームとして適切な運営をする目的で設定されています。
またプレイヤーとイラストレーター双方の立場を保護する役目も持っています。
またイラストセキュリティは描画されるキャラクターが保有する『因子』ごとに内容が異なっています。
セキュリティから外れた発注に関して、イラストレーターはセキュリティに応じた問題のない形に修正して納品します。あらかじめご了承のほどをお願い致します。
共通項目
- 公序良俗に著しく違反する内容の描写は禁止です。
- 未成年者の飲酒・喫煙の描写は禁止です。
- 全年齢のゲームですので年齢制限の必要となるような過剰に性的な描写、過剰にグロテスクな描写は禁止します。(少年誌の許容ラインが限界です)
- 身体部位の一部欠損描写等は可能です。(眼帯、隻腕、義足等は可能ですが、運営判断で過剰なものは不許可とする場合もあります)
- アルビノ、オッドアイ等の描写は可能です。(同上)
- 描写詳細のセキュリティは登録キャラクターの因子セキュリティに準拠します。
- 第三者が権利を有する版権物に関した描写は禁止です。(他社版権キャラクター、実在の商品、ロゴ等をそのまま、あるいは酷似した描写は出来ません。ご指定頂く場合には、イラストレーター、運営のマスタリングによって明確なアレンジを加えさせて頂きます)
- 外部のURL参照を前提とした描写は反映出来ません。
- その他、運営側が著しい問題が生じていると判断した場合は、個別の対応が行われます。
因子(ノイズ)とは
因子は能力者に現われる、外見的特徴の区分です。
因子の種類を問わず、人間種と同等の姿になることが可能です(因子を全て隠すことが出来ます)。
因子は『特殊化』によって名称を変更出来ますが、外見的特徴は変更されません。
因子は、外見的特徴が一般的な人間とどのように違うのかをイラストレーターへ説明する項目となります。
簡単な設定を書き加えても構いませんが、能力などを付与することはできませんので、ご承知おき下さい。
共通因子(プライマルノイズ)
- 翼
- 全ての因子に共通し、一対二枚の『翼』を持つことが可能です。
- 翼はキャラクターが自由に、出現させたり消去したりすることが可能です。
- 翼の有無は飛行能力の有無に左右されません。飛行能力はゲームシステム上のスキルによって定義されます。
- 翼の形状は『鳥(天使)状』『蝙蝠(悪魔)状』『機械状』『妖精状』『エネルギー状』『翼は持っていない』など、自由に決定出来ます。
- 翼の色合いも『純白で鳥のよう』『漆黒で鳥のよう』『深紅で鳥のよう』『鷹のよう』『孔雀のよう』『アゲハチョウのよう』など、自由に決定出来ます。
- 翼の位置は背中、腰、腕の変化など、自由に決定出来ます。
ポイント
- 翼は常に出ているなどの設定でも構いません。
- 必ずしも翼を持つ必要はありません。
- 翼は基本的に一対二枚ですが、機械やエネルギー状の翼が特殊な形状である場合や、妖精状の翅が二対四枚のような場合については問題ありません。
堕天因子(ヴァニティックノイズ)
能力起源が堕天使のキャラクターは、因子の種類を問わず、頭上に天冠が顕現する場合があります。
天冠の形状は、自由に決定出来ます。
天冠はキャラクターが自由に、出現させたり消去したりすることが可能です。
因子の種類
因子がどのような形で発現しているかは、イラストの発注時に記載下さい。
特に記載がない場合は、イラストレーター毎による判断となります。
瞳の中に星やハートがあるなどは、種族的特徴ではなく描写表現として許容されます。
起源因子(オリジン)
外見上は通常の人間と同じという因子です。

illust: pokira
- 概要
- 全体像は一般的な人類の特徴に準拠します。
- 一つ眼や、異常に長い腕等は不許可となります。
- 『牙のように見える八重歯』『人より長い手足』『大きな耳』『尖った耳』『頭頂部に仙人のようなコブ』等、個人の特徴と判断出来る範囲であれば許容されます。
- サイズ感の目安は120センチ~200センチです
発現例
- 青い髪と瞳の少年。
- 白い髪と紫の瞳の少女。
- 天使のような翼を持つ青年。
- 金髪碧眼の少女。くるぶしの外側辺りに、小さなエネルギー状の翼を発生出来る。
獣鬼因子(ビーステッド)
獣耳や尻尾や角など、動物的な特徴が現われた因子です。

illust: 里麻りも子
- 概要
- 全体像は人型の場合は人類準拠、獣型の場合は四つ足の獣や鳥類の特徴に準拠します。(例:人間、犬、鷹、トカゲ)
- 描画体の一部に必ず獣的特徴、特性が描写されます。(特徴を隠したい場合は見えない所に設定するのは可能です)
- 獣度合いの程度は原則的に自由です。完全な獣でも、犬猫耳程度でも大丈夫です。
- 持つことの出来る姿は、人間同様と、他2種類です(例:人間と猫耳少女と猫)。
- あえて人間の姿を持たないことも可能です。
- 人間と獣を除く、二種以上の生物特徴の混合は禁止です。(◯:ケンタウロス ×:鵺、キメラ)
- 実際に存在しない生物の特徴は描画出来ません。(例:ユニコーンの角等)
- サイズ感の目安は尾を入れて30センチ~300センチです。
発現例
- 犬耳と犬尻尾の少年。
- 猫耳と猫尻尾の少女。翼は白く天使のよう。
- ヤギ角の青年。翼はコウモリ。まるで悪魔のよう……。
- 二足歩行の虎のような、筋骨隆々とした大男。
- 上半身は人間、下半身が四つ足の馬で、いわゆるケンタウロスのような姿。
- 下半身が蛇のような女性。
花彩因子(ユグドラシル)
花や木などの、植物の特徴が現われた因子です。

illust: ほったりょう
- 概要
- 全体像は一般的な人類の特徴に準拠します。(手足頭胴体等の基本フォルム)
- 描画体の一部に必ず植物的な特性が描写されます。(特徴を隠したい場合は見えない所に設定するのは可能です)
- 植物的な特性の度合いは自由ですが、人間のフォルムを維持する必要があります。(〇頭に花が咲いている 〇皮膚の一部が木の幹 ×下半身が無数の蔦で出来ている)
- サイズ感の目安は30センチ~200センチです。
発現例
- 髪から花びらが舞う少年。
- 翼にいくつもの梅の花が咲いた少女。
- 頭の上に葉っぱ状のアホ毛が一枚ある青年。
- 頭にチューリップが咲いたおじさん。
- 髪が葉で、肌が木の幹のようにごつごつとして、指や鼻が枝のようなおじいさん。
水王因子(ワダツミ)
人魚などのような、水棲生物の特徴が現われた因子です。

illust: 若崎にこ
- 概要
- 全体像は人型の場合は人類準拠、水棲生物型の場合はその特徴に準拠します。(例:人間、金目鯛、イルカ、カエル、サンゴの角)
- 描画体の一部に必ず水棲生物的特徴、特性が描写されます。(特徴を隠したい場合は見えない所に設定するのは可能です)
- 水棲生物度合いの程度は原則的に自由です。完全な魚でも、耳ヒレ程度でも大丈夫です。両生類等に関しても特に問題なく大丈夫です。
- 持つことの出来る姿は、人間同様と、他2種類です(例:人間と人魚と魚)。
- あえて人間の姿を持たないことも可能です。
- 人間と水棲生物を除く、二種以上の生物特徴の混合は禁止です。(◯:人魚 ×:アナゴの人魚で背中にサメのヒレ)
- 実際に存在しない生物の特徴は描画出来ません。(例:ルルイエの王様の特徴がついている等。人魚の描写は人間+魚という扱いです)
- サイズ感の目安は30センチ~200センチです。
発現例
- 耳がヒレのような青年。頬と手の甲の一部に鱗がある。
- 耳がヒレのようになっていて、下半身が魚の女性。
- 頭にサンゴのような角を持つ、ふくよかなおじさん。
- 頭が一匹の魚で、首から下が人間……。
機鋼因子(スチールプライド)
ロボットやメカの特徴が現われた因子です。ロボットそのものである場合もあります。

illust: 柿坂八鹿
- 概要
- サイボーグやロボットのような機械や人形、あるいは金属や宝石といった無機物の特徴が現われた因子です。
- 全体像は一般的な人類の特徴に準拠します。(手足頭胴体等の基本フォルム)
- 描画体の一部に必ず機械・金属特徴、特性が描写されます。(特徴を隠したい場合は見えない所に設定するのは可能です)
- 機械度合いの程度は自由ですが、人間のフォルムを維持する必要があります。(◯顔がテレビ ◯足の裏にローラーがついている 〇胸に宝石が埋っている 〇下半身がキャタピラ(上半身が人型であればOKです))
- 機械化しているパーツに関しては異常に長い腕、長い首の描写も可能です。
- 持つことの出来る姿は、人間同様と、他2種類です(例:人間同様とロボット少女と完全ロボット形態)。
- あえて人間の姿を持たないことも可能です。
- 全身ロボットであったり、人形のような球体関節、機械でなく宝石などが見えている等も可能です。
- サイズ感の目安は30センチ~300センチです。
発現例
- 手足が機械になっている少年。
- 球体関節の少女。人形のような。
- 鎖骨と胸との間に、こぶし大のルビーが埋っている少女。
- 両目が小さいカメラレンズのような機械になっているおじさん。
- 下半身がキャタピラで、両手が二指グリッパーのロボットハンドになっている女騎士。
- 機械のような手足にバーニア状の飛行ユニットを持つおばあさん。
- 全身が機械で性別不詳の、人型ロボットのような姿。背に翼のようなバーニア状の飛行ユニットを持つ。
覇竜因子(ドラグネイト)
竜の特徴が現われた因子です。

illust: 蟹守
- 概要
- 全体像は人類準拠です。
- 竜翼、角、鱗、尾など竜的な特徴を自由に持つことが出来ます。
- 描画体の一部に必ず竜的特徴、特性が描写されます。(特徴を隠したい場合は見えない所に設定するのは可能です)
- 持つことの出来る姿は、人間同様と、他2種類です(人間と半竜人と竜人)。
- あえて人間の姿を持たないことも可能です。
- 竜度合いの程度は原則的に自由です。一部のみ(翼だけ、角だけ等)程度でも大丈夫です。全身の特徴を全て竜的にした場合、翼を持つ二足歩行のリザードマンタイプか、足が蛇の様になっているラミアタイプになります。(完全な竜やドラゴンにはなれません)
- サイズ感の目安は30センチ~300センチです。
発現例
- 角と翼と尾を持った、竜人のような少年。
- 二足歩行の竜のような青年。頭部も竜。
- 頭に角を持ち、下半身が蛇のような女性。コウモリのような翼を持つ。頬と手足、両脇腹の一部が鱗のようになっている。
幻想因子(アルヴィオン)
エルフやフェアリーのような、妖精的特徴が現われた因子です。

illust: 稲咲
- 概要
- 全体像は一般的な人類の特徴に準拠します。
- 必ず『尖った長い耳』が生えています。
- 一つ目や異常に長い腕等は不許可となります。
- あえて人間の姿を持たないことも可能です。
- 『牙のように見える八重歯』や『人より長い手足』、『大きな口』等、個人の特徴と判断出来る範囲であれば許容されます。
- サイズ感の目安は30センチ~200センチです。
発現例
- 長い耳を持つ美しい女性。
- やや長く尖った耳を持つ青年。風のエネルギーのような翼を持つ。
- 尖った耳を持つ少女。身長30cmほどで、背中に妖精のようなアゲハ蝶の翅を持つ。
- 尖った耳を持つおじいさん。身長は1mほど。豊かな髭をたくわえ、タルのような体格で筋骨隆々。
因子逸脱(アウトキャスト)
既存の特徴に収まらない因子です。
300字以内で記載し、運営に審査を申請します。
審査が許諾されると利用可能となります。以後は変更出来ません。

illust: あきやま菜摘
サイズは下限を30センチ、上限を300センチとします。
サイズによる有利不利は発生しません。
本体の形状や性質を問わず、自律動作出来る必要があります。(〇白蛇が人間に寄生して宿主を操っている ×木が本体であり宿主を操る能力もないため移動出来ない)
本体が人間ではなく帽子などといった場合に、イラストレーターに半身図やアイコンの切り抜きなどを依頼する際は、描写して欲しい場所をご指定下さい。
指定のない場合は、イラストレーターの任意となります。
審査基準は運営が専権事項として審査します。
審査が許諾されない場合は、記された理由を確認して修正するか、または全く別の内容で申請を行うようにお願いします。
また大幅な形態変化などで容姿が変わる場合には、1キャラクターにつき2種類までとなります。
※人間形態と合わせて3種類です。
因子逸脱(アウトキャスト)を特殊化した場合、名称や内容を任意に利用登録する事が出来ます。
利用登録された因子は、他のプレイヤーがキャラクター作成時に利用することが出来ます。利用した場合、運営による再度の審査はありません。
OK例
- 本体は剣であり、使い手の金髪少女を操っている。
- 全身が岩石で構成されている大男で、見るからに怪物的な外見をしている。
- 額に第三の目を持っている。
- 髪の毛が燃えさかる炎のように揺らめいている女性。
- 耳が尖っており、耳の上に蝙蝠の羽のようなものが生えている。背にも蝙蝠状の羽があり、尾てい骨のあたりから、先端がハート型の黒い尻尾が生えている。おへその下にハートを模した桃色に光るマークがある。
NG例
- 本体は剣でその時々で様々な使い手を操っている(老若男女自由に設定できてしまう為)。
- 砂粒一つ位のサイズの人間型(様々な描写上、極端な困難が生じる為)。
- 顔に第三の目、第二の鼻、第二、三の口を持っている(やり過ぎです)。
- 人間以外の三つの姿を持っている(人間+二種までに絞ってください)。
その他例
- 猫形態と、猫耳少女、二つの姿を持っている(既存の因子と同じであるため既存因子の選択が可能ですが、因子逸脱によって細分化しても構いません)